fis.オーナーが考えるパーソナルトレーナーの独立・開業について

大阪でパーソナルトレーニングジムを経営している代表の雪本 章夫(@yukimoto0321)です。

パーソナルトレーナーとして独立開業するというのは、誰しもが抱く夢かもしれません。

一国一城の主ではないですが、自分の意見が100%反映されたジム、指導内容も自分の思うままにできるジムですから、ストレスが少なくとても楽しいイメージがあります。

人生バラ色に感じるかもしれません。

しかし一方で、独立・開業したはいいものの、1年や2年で撤退し、結局どこかの会社に就職してまた働く方もいらっしゃいます。

そう簡単にうまくいくほど世の中甘くはありません。

fis.オーナーは元々インターネット事業の会社を経営していて、その新規事業としてパーソナルトレーニングジムを開業しました。

またオーナー自身が教えるのではなく、社員(トレーナー)を雇用してパーソナルトレーニングジムを経営しているわけですから、一般的なトレーナーの独立・開業とはまた違った視点になります。

しかしその分、経営者の役割、他ジムとの差別化など、経営という面に集中して物を考えることができます。

そんなfis.オーナーが思うパーソナルトレーナーの独立・開業についてお話したいと思います。

パーソナルトレーナーとして独立・開業する人はどんな人?

パーソナルトレーナーになるためには、現状必須の資格というものはありません。

極端な話、「私は今日からパーソナルトレーナーです!」と言えばそれでなれます。

しかしこういう人は一部いますが、あまりいません。

多いパターンは以下です。

  • 大手スポーツジムに勤めていて、パーソナルトレーニングもやっていた人
  • パーソナルトレーニングジムに勤めて経験をつんだ人
  • 大学・専門学校・スクール等を卒業した人

このような人が多いです。

何かしら経験や知識がある人が独立・開業をします。

パーソナルトレーニングジムは初期投資費用が少なくて済み、かつ在庫も抱えない利益率の高いビジネスです。

そのため他のビジネスに比べると独立・開業までのハードルが低く、ある意味手軽にはじめることができます。

独立・開業することのメリット

  • 手元に入るお金が2倍以上増える可能性がある
  • 自分の思うままにジムを経営できる
  • なんだかすごくなった気分になれる
  • 聞こえがいい

独立・開業することのメリットというとこんなものでしょうか。

中でも1番上野、手元に入るお金が増えるというのが、独立・開業する人の1番望むところではないでしょうか?

トレーナーの仕事って勤めているうちはけっこう安いです。これはフィットネス業界全体の構造的な問題もあるのですが、それほど稼げる仕事ではありません。

しかし独立・開業すれば、一般的なサラリーマンの2倍以上、やり方によっては4倍、5倍と稼げる方も一部いらっしゃるでしょう。

要はサラリーマンでは実現できない、”小金持ち”になりたければ独立・開業しかないかなと思います。

独立・開業することのデメリット

  • うまくいくという保証はどこにもない
  • 失敗したときの責任はすべて自分
  • 失敗すれば初期投資が無駄になる
  • 集客・経理などトレーナー業以外の負担が増える
  • でていくお金の種類が増える

人は夢の燃えているときと言うのはいいことしか考えないものですが、独立・開業にもしっかりとデメリットもあります。

1番大きいのは、うまくいくという保証はどこにもないということです。

いざ独立・開業したはいいものの全然お客さんがこないとか、モニターで安く入会してもらってもその後が続かない。とかですね。

後は、独立・開業するとすべて自分1人で責任をもってやるしかありませんから、集客(WEB・アナログすべて)・経営管理・経理業務など、これまで会社がやってくれていたことすべて自分1人でやらなければなりません。

集客であれば、HPの用意や更新、チラシの制作、配布、収支管理、日々の経理業務など、ジムを経営するためにはやらなければならないことはたくさんあります。

すべて自分でできればよいですが、知識不足や時間が足りない理由から、たいていは外注します。他会社に依頼するということです。

HP1つ作るのに数十万、チラシ制作と配布で10万円、経理ソフトの導入や税理士の顧問契約等、外注するとそのたびにけっこうな金額のお金がかかります。

それでも自分でできない、もしくは時間がかかりすぎて効率が悪いので結局外注するしかないのですが…。

そのためなんとか経営はできているけれど、これだったら勤めていた時の方が楽だったと思う人も少なくありません。

社員パーソナルトレーナーとして勤務することのメリット

対して、企業やパーソナルトレーニングジムに勤めて、社員パーソナルトレーナーとして働く場合のメリットを考えてみたいと思います。

※ここでの社員というのは正社員の場合です。

  • トレーナー業に集中できる
  • 勤務形態が安定している
  • 社会保険や雇用保険に加入できる
  • 失敗した場合個人ではなく会社として責任が発生する
  • 仲間がいるので独立・開業では味わえない経験や楽しさがある
  • 人数が多いのでできる範囲が増える

社員トレーナーは一般的なサラリーマンと同じような待遇で、トレーナー業を行います。

トレーナー業以外の部分は会社が主となって行いますので、トレーナー自身はお客様の接客やトレーニング指導に集中できます。

またサラリーマンですので、勤務時間や休日などしっかりととることができます。(一部、労働基準法違反をしているところは別)

他のメリットとして、多くの人は独立・開業がゴールのように思っている方が多いのですが、社員として働くということのメリットもあります。

それは人数が多く仲間がいるので、1人ではできない、もしくはそこまで手が回らないようなことでも、やることができるということが大きいです。

例えば、各店舗のトレーナー同士が集まっての意見交換や研修会、(仕事外ですが飲み会や遊びなど)、地域の方をお招きしてセミナーなど、1人に比べて規模の大きなことができるようになります。

これは独立・開業でしか味わえないメリットで、1人ではなくチームで動き何かを達成するという感覚は独特で病みつきになるぐらい貴重な体験です。

サッカーや野球などチーム競技の経験がある方はおわかりいただけることと思います。

社員パーソナルトレーナーとして勤務することのデメリット

  • 大きく稼ぐことは難しい
  • 社風に左右される
  • 自分の意見が100%反映されないことがある

サラリーマンというのは、どんな企業でもそれほど多くはお給料をもらえません。

年収1000万円以上もらっているサラリーマンは、全体のたった約4%です。

独立・開業すれば1000万円以上は可能ですが、サラリーマンである以上それはおそらく難しいでしょう。

年収1000万円以上もらおうと思ったら、大企業の役員クラスか、中小企業の社長クラスにならないと現実的には難しいです。

また社風によっては、勤務時間が長かったり休日がない、全然自分の意見を聞いてもらえない、歯車の一部としてしか見てもらえないなど、会社の体質に依存してしまうというデメリットもあります。

まとめ

要は、パーソナルトレーナーとしてのゴールは独立・開業ではないということが言いたいのです。

パーソナルトレーナーと聞くと、なぜかみなさん独立しなければならないとか、得体の知れない憧れのようなものを抱く方が多いのですが、サラリーマンにはサラリーマンの良さもあるのですよ。

fis.はトレーナーが独立・開業よりもfis.で働いていた方が楽しい、面白いと思えるようなパーソナルトレーニングジムを目指しています。

fis.オーナーは社員に独立・開業して欲しいか?

最後におまけですが、fis.オーナーはもし社員が独立・開業すると言ったらどう思うか?というところですが、正直に言いますと、

してほしくないに決まっています!

fis.は少数精鋭のパーソナルトレーニングジムです。

大手であれば社員が1人やめようが2人やめようがまた新しい人が来ますし、数年で辞める前提の雇用形態のところが多いですから何の痛手もありません。

ある意味、最も効率よく稼ぐことができます。

しかしfis.はこれとは真逆の考え方をしていますので、1人辞められても正直かなりの痛手です。

社員1人1人を歯車の一部ではなく手塩にかけて育てていきたいと思っています。

手塩にかけた社員が辞めるというのは、やはり仕事的にも気持ち的にも痛いものがあります。

しかし1人のトレーナーとして独立・開業をしてみたいという気持ちもわかりますので、独立・開業をしたいと言われれば、残念ではありますが尊重せざる負えないとも思います。

ただ1つだけお願いしたいのは、「変な辞め方はしないでくださいね。」ということだけです。

フィットネス業界は狭いです。

辞めた後も必ずどこかで接点があります。その度にお互いなんとも言えない気まずさがあるのって嫌じゃないですか?

社員は「いいジムだった。」オーナーは「いい社員だった。」とお互いを尊敬しあい別の道を歩むことができれば、双方の今後にとっても1番良い形だと思うのです。

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